【マイクラ統合版 コマンド／アドオン小ネタ】翻訳文を2個いっぺんに出したい！

はじめに

皆さんはtellrawコマンドやtitlerawコマンドで「translate」を使って翻訳文を表示することが出来るのは知っていますか？

そう。

例えば...

/tellraw @a {"rawtext":[{"translate":"item.apple.name"}]}

→（言語が日本語になっていれば）リンゴ

→（言語が英語になっていれば） Apple

のように、マイクラの言語によって表示する文を変えることが出来る仕組みです。

その翻訳文を2個以上表示したい、って時、どうすれば良いでしょうか。

一般的な方法

一般的には、こうすれば良いです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"translate":"item.apple.name"},{"text":", "},{"translate":"item.carrot.name"}]}

→（言語が日本語になっていれば）リンゴ, ニンジン

→（言語が英語になっていれば） Apple, Carrot

このように、translateオブジェクトを増やすことで2個以上の翻訳文を表示することができます。

でも、いちいちオブジェクト増やすためにカッコとかダブルクォーテーション打つのはめんどくさい！

ってときに、もっと楽な方法があります！

%記号を使った方法

/tellraw @a {"rawtext":[{"translate":"%item.apple.name, %item.carrot.name"}]}

→（言語が日本語になっていれば）リンゴ, ニンジン

→（言語が英語になっていれば） Apple, Carrot

lang IDの後ろに%記号を付けることで、いちいちオブジェクト増やすことなく、楽～に書くことができます！！

応用: 装飾して翻訳文を表示

色をつけたり太字にしたりして翻訳文を表示するには、翻訳文の前に§を付ける必要があります。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§c§l"},{"translate":"commands.reload.error"}]}

→（言語が日本語になっていれば）予期しないエラーが発生しました。

→（言語が英語になっていれば） An unexpected error occurred.

これも、%記号を使えば、いちいちtextオブジェクト入れなくてもOKになります！

/tellraw @a {"rawtext":[{"translate":"§c§l%commands.reload.error"}]}

→（言語が日本語になっていれば）予期しないエラーが発生しました。

→（言語が英語になっていれば） An unexpected error occurred.

アドオンでも使える！

スクリプト API

APIのworld.sendMessageやplayer.sendMessageでもこの方法が使えます！

world.sendMessage({rawtext:[{translate:'%item.apple.name, %item.carrot.name'}]});

→（言語が日本語になっていれば）リンゴ, ニンジン

→（言語が英語になっていれば） Apple, Carrot

！注意！

sendMessage命令を使ってこの方法で表示させた場合、withを使用して翻訳文内の %s に任意の値を入れることができなくなりますのでご注意下さい！

world.sendMessage({rawtext:[{translate:'§e%multiplayer.player.joined',with:["test"]}]});

→（言語が日本語になっていれば）s がゲームに参加しました

→（言語が英語になっていれば） s joined the game

JSON UI

JSON UIのラベルテキストでもこの方法が使えます！

"type": "label",
"text": "%item.apple.name, %item.carrot.name"

→（言語が日本語になっていれば）リンゴ, ニンジン

→（言語が英語になっていれば） Apple, Carrot

特に、JSON UIではこの方法を使わないと翻訳文を2個以上表示することができないので、覚えておきましょう！

※localizeプロパティがfalseになっていると機能しませんのでtrueの状態で使って下さい！（デフォルトはtrue）

おわりに

今回は翻訳文を楽～に書くことが出来る方法を書きました。

少しでも役に立つことができれば幸いです！